これから出国する人へ3つのアドバイス〜安定したメンタルで留学を乗り切るには〜

こんにちは、ひーやんです。
オランダでの留学生活も残りわずかとなりました。

先日公開した記事を見てもらうとわかるように、9ヶ月の留学生活では多くの壁にぶつかりました。

それでも、(基本的に天気の悪いこの国で)精神的・身体的に大きく崩れることなくここまでやり抜いたことも事実です。

今回の記事では、留学生活を振り返りながら、安定したメンタルで留学生活を乗り切るためのコツをシェアしたいと思います。
これから出国する人には、ぜひ頭の片隅に留めておいてもらえたら嬉しいです。

 

1.留学に期待を持ちすぎない

これから出国を控えた人の多くは、念願の留学に向けてワクワクした気持ちでいっぱいだと思います。
そんな気持ちに水を差すようですが、あえて「留学に期待しすぎない」ことを意識してほしいです。

 

先日、2月から交換留学を始めた日本人の友人と話す機会があり、「困ってることはない?」と聞くと、ぽろっと本音を漏らしてくれました。

「自分の中で留学に対する期待が高すぎて、4月はけっこう病んでたんだよね…。思い描いていた留学とはけっこう違って、そのギャップに苦しんだかも。」

なるほどな、と思ったのと同時に、私の場合そのギャップは小さかったような気がしました。
最初から期待値低めだったぶん、精神的に楽だったのかもしれません。

 

憧れの海外生活のスタート!
大学では海外の友人をたくさん作って、
クラブ活動にも参加して、
行ったことのない場所へ旅行へ出かけて、
勉強も手を抜かずにしっかり頑張る…

 

はっきり言って、そんなの無理です。

 

一年以内の短い留学期間では、全てが思い通りにいくとは限りません。

日本を出たからといって、自分の人格が劇的に変わるわけではありません。

留学に夢を持ちすぎないこと、最初から自分のハードルを上げすぎないことは、後々の精神衛生上大切になります。
自分で自分の首を絞めないように。初めての海外長期滞在ならなおさらです。

 

大きな目標を持って留学に臨むことはもちろん大切ですが、生活環境がガラリと変わる中で新たなストレスも多く発生することを忘れないようにしましょう。

特に交換留学の学生については、慣れない外国語で勉強し、現地の学生と同じように授業を受けて単位を取るということだけでも、十分称賛に値することだと思います。

自分の中で優先順位を付けつつ、期待値低めで過ごしたほうが精神的には楽だと思います。

 

 

2.気兼ねなく話せる日本人の友人を作る

現地の学生とのグループワークがうまくいかないとき、ハウスメイトに対してストレスが溜まったとき…
「聞いてよ〜」と言って日本語で愚痴をこぼせる友人がいたことは、とても助かりました。

振り返ってみると、留学先で日本人と日本語で喋り倒す時間は一番のストレス解消になっていたと思います。

 

実は、留学当初は「せっかく留学するのに日本人とつるむのはもったいない(かっこ悪い)」とさえ思っていました。
1ヶ月の短期留学なら、たしかにそうかもしれません。でも1年近い長期留学の場合は、日本人の友人を作ることはおすすめです。

留学は想像以上に長丁場です。英語漬けの日常の中で、たまには日本語で気兼ねなく話す時間があってもいいんじゃないかと思います。

 

私の場合は、月1ぐらいで阪大の友人たちや大学院の先輩数人で集まって和食を作ったり、映画を見たりする時間を作っていました。
そこで一緒に過ごした友人たちとは、帰国後も何らかの形で関わっていくだろうと思えるほどに仲を深めることができました。

これから留学する人は、ぜひ現地で気の合う日本人も探してみてください。

 

 

3.一人の時間を楽しむ

留学中は想像以上に自分の時間がたっぷりありました。

「自分の時間」というのは、家で一人きりになる時間だけでなく、図書館で勉強する時間や、旅行中の移動時間も指します。
「一人=孤独、寂しい」ではなく、発想を転換して一人の時間をいかに楽しむことができるか、充実させられるか考えてみましょう!

 

日本にいるときとは違い、バイトがない、授業のコマ数も比較的少ないといった状況は、自分の裁量で使える時間が多いという意味で貴重なことかもしれません。
自分の時間がたっぷりあるというのは、とても贅沢なことだと思います。

 

ただ「暇だな〜」といってスマホ片手にダラダラと過ごすのはもったいない!

私の場合、今まで以上に読書をする時間が増えたり(Kindleで世界のどこでも本が読める時代です、ありがたい)、このブログやSNSで文章を書く機会がぐんと増えました。
たまにはカフェで美味しいコーヒーを飲みながら、ぼーっと考え事をするのもいいかもしれません。

自分なりのひとり時間の楽しみ方を見つけて、留学をさらに充実させてください。

 

 

補足:SNS鬱に注意

今では、世界のどこにいても友人の近況をSNSでリアルタイムに知ることができます。
暇があるとついインスタのストーリーを見てしまう人も多いのでは?

 

これから留学する人には、SNS(特にインスタ)で勝手に落ち込むことがないよう気をつけてほしいです。

というのも、私自身、試験前(もちろん日本の大学とは時期が違う)や日本の10連休に友人たちの楽しそうなストーリーを見ては、「私は一人で黙々と勉強しているのに…いいなあ」と羨ましがっていました。

当たり前だけど、SNSには基本楽しかったことしか載せないですよねー
気が付かないうちにソーシャル鬱にはまらないよう、気をつけてください!

 

それでもSNSでトレンドを追いたい!という人にはTwitterがおすすめです。

留学中は、同じくオランダ留学中の大学生や正規学生、オランダ在住の日本人の方のアカウントをフォローして情報収集に役立てていました。
また、正規の留学生(学位取得学生)の皆さんが頑張っている様子はかなり励みになりました。

インスタと違って、Twitterでは「きつい、しんどい」といった本音が垣間見えるのが特徴かなと思います。
留学系のアカウントも増えているので、ぜひ情報収集&モチベーション維持に利用してみてください。

 

もちろん、阪大留学REALブログもTwitter@ryugaku_realにてお役立ち情報発信中です☆
(これが言いたかったわけではないです。笑)

 

 

まとめ

 

長丁場の留学を乗り切るためには、体調を崩さないだけでなく、メンタルを保つことも重要です。

1.留学に期待を持ちすぎない

2.気兼ねなく話せる日本人の友人を作る

3.一人の時間を楽しむ

以上の点に気をつけながら、留学生活をたくましく乗り切りましょう!

ときには自分を客観的に見つめて、今自分はどんな精神状態なのか分析してみてもいいかもしれませんね。

 

そして、これは留学に限らず言えることかもしれません。私も、帰国後は同じようなマインドセットで生活していきたいと思っています。
他にもメンタル安定のTipsがあればぜひ教えてください(^^)

 

そしてSNSの使いすぎには要注意〜!笑

 


最後まで読んでくださってありがとうございます。
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この記事を書いた人

ひーやん

2016年法学部入学。18-19年にオランダ・グローニンゲン大学にて、高身長のオランダ人に囲まれながら交換留学を経験した(本人の身長は153cm)。留学先では、学部をガラリと変えて都市政策や人文地理を専攻。地方と都市の関係や環境問題などを地理学の視点から学んだ。地元の島根県が大好きで、海外で得た知見を生かしながら地域と関わる方法を模索中。

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