お金がないから留学できない?交換留学で申請できる給付奨学金
もい!メリークリスマス!フィンランド留学中のなのはです。
フィンランドの気温は、最近は氷点下10℃前後!外に出ると布に包まれていない顔がかたまって、表情が3分の1くらいの豊かさになっている気がします。
家の近くにある海は凍っていて、海の上を歩けるんです!つるつるです。少年心をくすぐられますね。
さて、今日は交換留学の給付奨学金について紹介します。
(実はこの記事、留学1か月前に書きかけだったものを今やっと完成させたんです。メンバーのみんな、ごめんよう)
留学を考えたとき、大きな障壁となる資金問題。交換留学してみたいけど、金銭面が心配でなかなか踏み出せない、という大学生も多いのではないでしょうか。
わたしの場合、両親には、大阪大学に収める学費を除いて、留学中かかる生活費・準備費は給付奨学金(一部アルバイトで貯めたお金も)でまかなうという条件で留学に賛成してもらいました。
フィンランドは家賃や食費が、アメリカやイギリスと比べ、比較的安いということもあり、実際その条件で十分暮らすことができています。
今回は、給付奨学金に関して、受給中の奨学金、その他応募した奨学金、応募すればよかった奨学金の3つに分けてご紹介します!
以前に書いた、留学にかかる費用もぜひごいっしょにどうぞ~。
お金がないから留学できない?交換留学にかかる費用まとめ【留学準備編】
実は日本で大学生活をするのと変わらない?充実した給付型奨学金
もくじ(*クリックでジャンプ)
給付型奨学金って?
給付型奨学金とは、国や地方公共団体、民間財団などによって提供される、返済義務が一切不要な奨学金です。
国の政策として給付型奨学金の充実が掲げられていますが、現在でも給付型奨学金の制度は案外多数存在します。
特に交換留学生向けの給付型奨学金は金額も枠も大きく、比較的充実していると言えます。
受給中の奨学金
現在、わたしは以下の二種類、合計月11万円の奨学金をいただいており、それで生活費・準備費を賄っています。
JASSO海外留学支援制度
80,000円/月
応募方法:阪大教務課に書類(志望理由書、履修計画、家計基準証明)提出
応募時期:2年2月頭
選考:書類選考のみ
決定時期:3年 5月中旬
おそらく最も有名な奨学制度であるJASSOの奨学金を受給しています。地域によって給付額が違いますが、フィンランドは月8万円です。
大学ごとに採用枠が設けられており、大学を通して書類をJASSOに申請しました。
書類作成の際は、留学の目的・現地での学習計画・留学をどう生かすかなどについて、具体的に考え、簡潔に書くことを意識しました。
詳しくは以下のHPをご覧ください。
民間財団奨学金
30,000円/月
応募方法:阪大に書類(志望理由書、家計基準証明、成績証明など)提出
応募時期:受験生の2月ごろ
選考:書類選考のみ(財団によっては面接もあり)
決定時期:1年 5月中旬ごろ
交換留学自体には関係ないのですが、民間の財団から4年間奨学金をいただいており、留学中も継続して受給しています。
例年年度の終わりごろに募集期間があります。私は受験生時代に大学に書類を提出することで応募しました。あまり有名ではないので、実は倍率がそれほど高くないのではないかと推測しています。
留学を予定している人も、していない人も応募する価値があると思います。
その他応募した奨学金
関西日本・フィンランド協会文化交流留学生
応募方法:団体に書類(志望理由書、推薦書など)提出
応募時期:2年生3月中旬
選考:書類選考(通過)、面接(落選)
往復航空券と月額10万円という充実した支援を得られます。それだけでなく、協会の方々との関わりが増えたり、フィンランドでの活動の幅が広がったり、報告会で発表の機会があったりと、留学生活を充実させることができると感じました。
面接を通し、留学生活の計画の甘さに気づくことができ、留学計画を練り直すきっかけになりました。
また面接に対する考え方を深めることができました。特に面接での失敗は、ボストンキャリアフォーラムでの内定獲得につながったように感じます。
2019年度の文化交流留学生の募集も始まっているようなので、フィンランドへ留学予定の方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。詳しくは以下HPをご覧ください。
業務スーパージャパンドリーム財団
応募方法:教務課に書類(志望理由書、自己PRなど)提出
応募時期:2年生3月中旬
選考:書類選考(落選)、面接(参加できず)
月額15万円という十分な支援を得られ、定員も比較的多いということで有名な制度のひとつです。
書類審査で落選してしまったのですが、志望理由書や自己PRなどの書類作成は、留学計画の具体化、留学目的の言語化に役立ちました。
書類通過した友人、しなかった友人は体感では半々くらいな気がします。教授や先輩に書類の添削をしてもらっている友人もいました。
個人的に、自分なりの最高の状態に修正して提出することはできなかったので若干後悔しています。応募する方は期末試験などの予定もよく考え、計画的に準備することをおすすめします。
応募すればよかった奨学金
トビタテ!留学JAPAN
給付額も多く研修も充実しているとして有名な留学生向け奨学金です。予定調整がうまくできておらず、応募を見送ったことを今でもとても後悔しています。
充実した事前・事後研修を受けられる、全国のトビタテつながりの仲間との出会いがある、実践活動が義務付けされている、など留学をより洗練させるという点でも、非常に魅力的な制度です。
詳しくは、トビタテ生のSORAさんの寄稿記事をご覧ください。
『トビタテ!留学JAPAN』の奨学金って? メリット・デメリットを徹底解説!【前編】
阪大生が綴る!『トビタテ!留学JAPAN』のリアルな申請スケジュール【後編】
まとめ
このように、交換留学生向けの給付型奨学金は国内学生向けのものに比べ、金額が多く、採用数も多いといえます。実際、交換留学生のうち給付奨学金を受け取っている学生は多いです。
また奨学金の選考は、留学計画を磨き洗練させたり、留学中の人間関係を広げたりすることに大いに役立ちます。
交換留学する人へ
丁寧な情報収集と計画的な準備を心掛け、できる限りさまざまな奨学金制度に応募することをおすすめします。このブログメンバーにも奨学金選考を経験したメンバーが多いので、気軽に相談してださいね!
交換留学しようか迷っている人へ
交換留学生向けの給付型奨学金制度は充実しており、奨学金を受給できる可能性は高いです。なんとなく留学してみたいな、と思う人は、留学にかかる費用を見積もる、収入源となる奨学金制度について情報収集するなど、まずは判断材料を集めてみてください。
交換留学をするにせよ、しないにせよ、できる限り早く現実的な判断材料を得ることでより納得した選択ができると思います。
挑戦を応援しています!質問等あればいつでもどうぞ!
さいごに
給付型奨学金について調べたり、選考に参加したりするうちに、案外留学は身近で、沢山の人が背中を押してくれるなものなんだな、と感動した記憶があります。
この記事を読んで、「留学はお金がかかるもの」としてあきらめるのではなく、「意外と自分もいけるかも」と思ってくれる人がいたらいいなぁ、という野望を込めて綴らせていただきました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
では、またね!もいもい!
なのは
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