格安フィリピン短期留学の効果はいかに!!<後編>
お久しぶりです。しぃぽん🐤です
現在(2018年4月)3回生で、2018年9月にデンマークのコペンハーゲン大学に交換留学に行く予定です!
そして更新が遅くなりました、すみません(*_*;
前回(1か月以上前)の続きです。
前回の記事↓
私が2回生になる直前(2017年2月)にいったフィリピン短期留学の実態を想像しやすいよう具体的にお話しします!交換留学の英語のスコア獲得のために短期留学を考えている人は、この記事を読んで少し考え直してみてもいいかもしれません。
格安フィリピン短期留学の効果はいかに!! <後編>
今日のコンテンツはこちら↓
もくじ(*クリックでジャンプ)
1.フィリピン語学留学 生活の実態
まずフィリピンでの生活がどのようなものだったか紹介します。
2月26日から3月25日までのおよそ1か月間、フィリピンのリゾート地であるセブのCebu International Academy(CIA)という語学学校にいきました。国籍は、日本人・台湾人・韓国人・ベトナム人が同じ割合いる感覚でしたね。
①寮
語学学校付属の寮は
*校外(学校門前)・ちょい高め快適ドミトリー
*校内の安め・少し不便ドミトリー
の2種類があり、私は後者でした。
写真は実際私が滞在していた寮の部屋です(3人部屋)。寮には、3人部屋、2人部屋、1人部屋があり、人数が多いほど安いです。ルームメイトは台湾人・ベトナム人で、授業以外で英語を使うことができるのでシェアがおすすめです!
②食事
気になるのが、毎日の食事。
おかずが3,4種類くらいバイキング形式でとっていきます。
食事は韓国人と日本人に合うような味付けにしてるそうです。
*トッポッキや味噌汁などの生徒の国籍に合わせたメニュー
*マンゴーみたいにフィリピンらしいメニュー
など、充実したメニューだったので、いつも楽しみでした。
(まあ食べ過ぎたよね。)
2.フィリピン語学留学 授業
これが、ほんまにしんどかった。。。
フィリピン留学がしばしば「スパルタ式」と表現される特徴を紹介します。
スパルタ① タイムスケジュール
特徴はざっとこんな感じ。
*朝8時授業開始。
*授業は50分で一コマ
*休憩は5分
*1日10コマ(18時まで)。
*毎朝デイリーテスト(5分程度)
(7:20から授業開始までの間に受けにいかなければならず、そして授業開始に間に合うように朝食を食べる。)
5分休憩は若干の授業の延長や教室の移動でほぼないようなものです。
なので、3食のご飯だけが毎日の楽しみでした><
スパルタ② 外出禁止のペナルティ制度
*いくつかのペナルティ制度がありました。
- 毎日のデイリーテストで15点中10点を切る
- 無断欠席週4回以上
をすると外出禁止。
なので、大学でよく授業を切ってしまうタイプの人は、しんどいだろうなと思います。
スパルタ③ 母国語禁止
授業が行われる午前8時から午後6時までの語学学校に滞在している時間帯は、母国語禁止です!
私以外にも日本人は一定数いるし、廊下で会うと日本語でしゃべりたくなってしまうんですが、
廊下に監視員がおり、英語以外の言葉が聞こえると、近づいてきて、罰金を課されます。
そんなに大した額ではないのですが、なんとなく後味悪くなってしまうのでなるべく英語で話そうという意識になります。
日本での大学生活のゆるさとのギャップに苦しみながら、なんとかスケジュールをこなしていました。
そのため、金曜が心からの華金でした。
また週末はこれでもか!!ってくらい遊びつくしました。(物価安くてよかった!)
週末
ハードスケジュールから解放される、至福の週末の過ごし方をご紹介します。
個人的におすすめなのが、こちら
↑スカイウォーク
地上40階に3つほどのアトラクションを楽しむことができます。
夜景すんごいきれいなので、夜に行くことをおすすめします!
3.留学の効果
やっと本題に入ります。
私は4週間のうち、
*最初の2週間はIELTS-bridge(半分日常英会話、半分IELTSの導入みたいな感じ)
*後半2週間は本格的にすべての授業がIELTS向けのコース
というカリキュラムを経験しました。
最初はIELTSというテストがどんなものかぜんぜんわかってなかったので、Speakingさえできれるようになればあとはいままでの英語の延長で行けると思っていました。
Listening、Reading→大学の英語の授業で定期的にやってる
Writing→阪大の2次入試での対策経験がある
なので、Speakingだけどうにかしなきゃ…というふうに考えていました。
今思えばその考え、なんて甘いんだ!!!
授業が始まって、最初のコースが退屈だったので本格IELTSコースに変えた後に、事の重大さを知りました。そのコースでは、毎週金曜日にIELTSの過去問を使った模擬テストをしてました。
最初に受けた模擬テストの結果、
なんと
Overall 3.0。
ちなみにIELTSは1~9の0.5刻みでスコアがつけられる試験で、大阪大学の交換留学条件の最低ラインは6.0(Academic Module)です。
スコアのレベルはこちらの日本英語検定協会が提供する資料「バンドスコアの解釈について」でご確認ください。
1ヶ月の留学だけで、しかも日常英会話で何とかなるものではなく、
Listening、Reading、Writing、Speakingすべての技能において地道な対策がものをいうテストだと気づいたのです。(あくまで個人の見解ですが)
3週目からIELTS対策コースに変わって、
*先生に添削してもらう、
*点数・時間配分など考慮した戦略を学ぶ
などIELTS用の対策をした結果、
1週間後の模擬テストでは4.5、最終週のテストでは5.0にまであがりました。
そして、留学から帰って2週間後にうけた実際のIELTSテストでは、
Overall5.5
をとりました。イギリスのエセックス大学へ短期留学した効果をしんのすけくんがまとめてくれています!こちらも参考にしてみてください。
4.短期語学留学を通して気づいたこと
あくまで私個人が感じたことですが、
テストの特徴や出題傾向・問題形式をきっちり分析して対策すること
が、スコアアップに最も効果的です。
なので、英語でのコミュニケーション能力をあげるのとはまた違うのかなと。
今回の語学留学でよかったと思う点は、
*先生との距離が近い
*対策が充実している
*毎週模擬試験が受けられる
ということが挙げられます。しかし、フィリピンに行ってまで、英語漬けの環境に身を置いてまで、というのは
IELTSのスコアアップにはそこまで重要ではないように感じました。
とくに私は、留学最低ラインである6.0を超えるための本当の闘いはフィリピン留学後のOverall5.5の壁を突破する過程でした。(IELTSの試験3回うけました。)
つまり、目標スコアを最終的に獲得できたのは、独学の結果だったわけです。
留学することが直接スコアアップにつながったというより、IELTS対策のスタートダッシュになった、というほうが近いと思います。(怠け癖がある人には大事なことかも?)
でもこれだけは言いたい。
フィリピンでの1ヶ月の留学生活は、スコアアップに十分効果的とはいえないけど、
*いまでもSNSでつながっている海外の友達
*異文化の人々と1つの部屋で長期間生活する中で生じた葛藤
*日本とは違う、異国での新しい生活
は、とても有意義な時間で大切な経験だったということ!!
REALブログのメンバーのなつみちゃんも「スコアは上がらなかったけど、短期留学で気づいた大事なこと」でスコア以外の大事な気づきを書いてくれています。
留学で得られるものは人それぞれなので参考程度にしてくれたらうれしいです。(^^
長文失礼しました(-.-)
それでは!また!
しぃぽん🐤